詩 思い出にはならない
餃子を喰って
四人で
坂道を上った
墓場の脇の道だ
それで眠った
眠っている間に
海沿いの街が焼け焦げて
山が二つに裂けたけれども
私は傷ひとつ負わず
死なず
そのあとも死なず
まだ生きている
詩
詩
詩
詩
詩
詩
詩
あめをまてども
あめをまてども
あめをまてども