再びのときまで

レインブーツのつま先の方にあなたはいるはず
雨を手の甲で遮って、ひたすらに家路を急ぐ
茶色く濁った川を渡るとき
白い羽毛を逆立てて、尖った鳥が追い越してゆく
話しかけるための言葉はこの場所にはまだない
応えてくれるとしても
わたしの寿命とどちらが早いか
ねえ、言葉はとてつもなく遠いよ
とり戻すのは簡単じゃない
あなたを大切に思うことを、証明するのは
恐らく不可能なのに、試みずにはいられず
雨雲が川を遡り、遡った果てで糸くずになり
私は耳をそばだて、辛うじてそれを聞くことになったとしても
まだ心配は消えず、手の甲で覆いながら
一歩ごとに遠い、まだ遠いと思い続ける

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